2019年8月16日金曜日

放課後すとりっぷ23話 考察,解説

 まんがタイムきらら2019年9月号(8月9日発売)に掲載された、放課後すとりっぷ 23話について自分が思った点を書き連ねていきます。


 前回のブログの記事と同様の形式になっています。ツイッターhttps://mobile.twitter.com/SpiraLmeyby )で垂れ流してることの延長線上ですが、そこまで私のツイッターの情報が有用になるわけでもないので興味がない方は放っておいてください。

 また、前回記事の考察とか予想を、今回挙げられた新要素を交えておさらいしているので、できれば前回の記事を見たうえでこの記事を見てほしいです。

 そして当然の前提ですが、まだ23話を読んでない方でしたら先にきららを読んでください。放課後すとりっぷを読んでないようでしたら書店や電子やらで1巻を購読し、できればきららを追ってください。芳文社の漫画アプリ・ウェブサイトである『Comic Fuz』では、月額480円(税込)を支払うことできらら無印を含む5誌を発売日から過去にかけて3ヶ月分を読むことができます。きらら無印では、7,8,9月号を読むことができます。これにより、21話からの振り返りも可能です。また、それよりも前に発売したバックナンバーについては、2019年2月号までならFuz内で購入が可能です。これにより、単行本の1~13話、その先の16~23話までは手軽に手元で見ることができます。14,15話にが載ってるきらら2018年12月号、2019年1月号については……Amazonとかで探すか国会図書館から研究資料として借りて複写してもらうしかない!!!!!!!!!!!(自分は後者の方法で手元に残してあります)


(注、基本的に七瀬六花→七瀬六花秋映あかね秋映と書いています。他にもキャラの呼称がブレブレですがご容赦ください。また、発言者に応じてセリフの色を変えています。)



 5話の七瀬六花「それに、一人じゃないと描けないんだ あの絵は」と話した理由とその心情が生まれたきっかけ
 →元々は七瀬六花の『思い込み』である。


 今月号で七瀬六花の回想として映し出された時期は、3人で絵画教室に通っていた子どもの頃と、中学3年生の頃の二つ。
 

者は、100ページからの内容。

おそらく、20話(きらら5月号)の「むかし似たような事をしただけだよ…」で映された回想と同じニッパーと針金を使っているため、その当時のほんの少し前くらいだと思われる。



小梅先生から「最近のあかねの絵は 六花に似てきたね」「あの子が身のまわりから受けるのは珍しいと思って」と聞いたことにより、七瀬六花は『あかねの絵が広がると思って』工作や手芸を秋映に勧めていった。この頃にはもう『あかねが絵を描くこと』を第一に考えながら過ごしていたと考えられる。17話の出会い、図工の宿題のエピソードがきっかけでこの想いが生まれたのだと、ほぼ断定できる。



この当時の学年について、確定はしてないが、後者の回想から中学3年生時に七瀬六花と秋映が同じクラスになった時に秋映が「六花と同じだったの小5だけでしょ」と話しており、この発言から17話で七瀬六花が秋映に絵画教室で出会い興味を持った時が『小学5年生』であると断定できる。

17話の回想後に『もう5年以上も前の事なのか』と七瀬六花が思い浮かべており、高校2年生である現在の5年以上も前、となると小学6年生以前→小学5年生であるという裏付けも取れる)
また、小6では一緒でなかったことを踏まえると、春休み明けの図工の宿題の絵に「すごい絵を描くんだ」と感激した七瀬六花が席に座っていた秋映の手を取ったシーンでは、まだ6年次のクラス替えが始まっていなかったと考えられる。


後者は101ページから読み取れる。
『四中』の制服を着た秋映から、「うわ制服新鮮」「…一昨年言って欲しかった ていうか結構学校でも会うでしょ……」「同じクラスなのって小学生ぶり?」「六花と同じだったの小5だけでしょ」「実は12年も同じクラスだった」から、『中学校で同じクラスになったのは初めて』『一昨年から同じ制服を着ている』と繋がり、この時、中学3年生の新学期だということが分かる。


 ここから転換期となる、その回想の内容を記していく。

『友だちの顔を描こう』という、のちに進学する私立の高校と同じ課題が授業で出される。周りに人が沢山いる空間に秋映は絵を描くことができず、それを見兼ねた七瀬六花が「……小梅さんのところと同じだよ 私がいて…… あとは……ななが沢山居るとおもえば……」「ほら 想像してみて」と、絵画教室での空間と同じだと思えば描ける、と言い聞かせてみる。しかし、秋映の筆はいつまでも止まったままだった。
ふと、七瀬六花は考えていた。
「私なら側にいても良いって 勝手に思っていた?」
秋映が「慣れれば大丈夫のはずだから」「でも」と発しているなか、そう解釈した七瀬六花は秋映に「分かった 絵だけ見せてよ」「なるべく側に いないようにするからさ」と話した。

七瀬六花はここで、『あかねが絵を描くために必要な空間に、私は介入してもいいと勝手に思っていたけど、それは間違いだった?あかねの空間にとっては、私も邪魔な存在なのか?』と考えたのだ。
秋映が絵を描けない状態になるのは周りに人が沢山いる時で、秋映が絵を描くために様々なアクションを起こした七瀬六花が近くにいてもその状態が解けることはなかった。
七瀬六花は、私もその周りの人の一人であり、秋映が絵を描くところを側で見ることは許されないのだと考えた。そう、昔の頃のあの空間で一緒だった私でさえ。それを知らずに私は、側にいることを許されていると勝手に思い込んでいた。それは違ったんだ。
 ……と、七瀬六花は思い込んだ。その考えが頭の中をめぐっている間は秋映の声も耳に入らずに「分かった 絵だけ見せてよ」と、『絵を描く秋映の側にいること』を諦めた。
 実際秋映は七瀬六花と『周りの人』を同一視しているわけではなく、ただ周りに人が沢山いる空間で絵を描くことが出来ないままだっただけで、七瀬六花のフォローもそれを克服するには至らなかっただけである。
しかし七瀬六花は、勝手に『絵を描く秋映の側にいること』を諦めたのだ。この七瀬六花の解釈がのちに秋映の「居心地がわるくなって」に繋がっていき、作中の様々なすれ違いを発生させている。つまり、このシーンは、七瀬六花と秋映あかねのすれ違いの原点となっているのだ。


のちに、メガネをかけた七瀬六花とななが部屋で会話する場面。
「お姉ちゃんって多趣味というか散漫だよね」とななが話しかけて、会話を挟んでいく。「…私だってペットボトル工作も手芸もしたいんだよ」と七瀬六花が話し、「ほんとうに? お姉ちゃんがやりたいの?」とななが疑問を投げた。七瀬六花は読んでいた本を閉じ、「でも確かに もういらないのかもしれないな」と呟いた。

 このシーンでは、七瀬六花はメガネをかけている。メガネをかけた七瀬六花が以前に登場した回である21話は、秋映が現在通っている私立の高校へと進路を決めた時であり、中学3年生になってからしばらく経ってからの時だと考えられる。ここから、21話の回想と今回のななと会話している回想は同じ時期で、前ページの『諦めた』瞬間から時期がしばらく経っているものだと考えられる。
 (今回だけに限れば「部屋用のメガネと余所行きのコンタクトかな?」とかの推察はできるが、21話と今回では同一のメガネをかけている。これらの回想がすべて同じ時期ならば、同じ教室でメガネをかけてなかった今回とかけていた21話はどう違っていたのかを証明する手段がない。
 また余談であるが、これらの回想から作中の現在にかけて七瀬六花の胸囲が明らかに成長しているのを見兼ねて、21話と今回の回想でのサイズの違いで時期を判別できないかなーと考えたが、凝視しても違いが確認できず、判別材料にはならなかった。())
 
 話の内容の「…私だってペットボトル工作も手芸もしたいんだよ」「ほんとうに? お姉ちゃんがやりたいの?」のくだりは、いままで七瀬六花が『あかねが絵を描くこと』のためにしてきたことをやる意義が現在では失われてしまい、趣味に対して散漫となっていることが見て取れる。ななはその発言に真意をあまり感じていないように思い疑問を投げたのだ。
 そして「でも確かに もういらないのかもしれないな」と、やる意義がなくなった趣味に対しての『諦め』の姿勢を、表情に乗せて示している。


 前回の記事で私は、21話の七瀬六花が「私は別に、書かなくても。 あかねの絵が見られればいいかな」「私が見たい世界は全部あかねのものだしさ」と発言した基は、『秋映が描くすごい絵を自分のものと見比べて無意識のうちに実力差を感じてしまう』という、実力差によって生まれた思考の転換だ、と予想していた(同じく21話のなな「でもお姉ちゃんヘタだよ?」に観点を置いて面に沿っていた)。
しかし実力差を気にしたとかそういう前提は毛頭なく、17話の出会い、図工の宿題のエピソードがあってからずっと「私は昔からあかねの絵が大好きで」、『あかねが絵を描くこと』を第一に考えながら過ごしていたのだ。それだけに「私なら側にいても良いって 勝手に思っていた?」と思い込んだ七瀬六花は、『あかねが絵を描き続けるために、私は絵を描くあかねの側にいないほうがいい』と解釈した。この解釈が引き金になるとは知らずに……


また、5話で「秋映さんの為にも、入部は諦めて…」「それに、一人じゃないと描けないんだ あの絵は」と発した理由は、高校時代に起きたであろう出来事に関する「私が拒絶したとはいえ」「私は絵を描くのをあきらめた」とは関係なく、今回の話に基づいたものだと考えられる。

そう、今回判別したのは
5話で「秋映さんの為にも、入部は諦めて…」「それに、一人じゃないと描けないんだ あの絵は」と発した理由
・七瀬六花と秋映あかねのすれ違いの原点
これだけなのである。

・高校に入ってから小梅先生のところでではなく、高校の美術部で絵を描いている理由
・秋映が七瀬六花に拒絶した物事、またその理由
・七瀬六花が『絵を描くのは諦めた』理由と、「そう決めたのは 私のため」の意味
ここら辺の問題点は未だ解決していないのだ。

 中学3年生になって起きたすれ違いが、高校に入ってどのような経緯があり現在の形に至ったのか。現在のストーリーも様々な出会いやすれ違いによって発展していくなか、どのような形でこれらのエピソードが明らかになり、解決するのか。今後とも注目である。




 林檎がイチカに直接話を繰り出さずに、貼り紙で済ませた理由
 →何故だ……???

 
まずは、前回の放課後すとりっぷ(22話)を振り返る。

・林檎をストーカーしていた七瀬六花がイチカに見つかり、「ああ…先輩だったんですね…でしたら一安心です」と話す
・ストーカーしていた七瀬六花も困惑するなか、イチカは七瀬六花を林檎に会わせる。
「件のストーキング事件の犯人です」と言い、先に教室に戻ったイチカ。取り残された二人の間に緊張感走る
・七瀬六花が「良くない活動をしていそうだったから……」「話を聞く限り そういうやつとは思えなかった……」と気を和らげて言うなか、林檎は顔を歪めて「うたがいはほんとうです」と告白する
(当然ながら、もともと林檎が話している内容は『デッサン』だが、七瀬六花は『不純同性交遊(しかも妹,親友とも関係がありそう)』だと勘違いしたまま話が進む)
・林檎は『やましいこと』を禁ずるように七瀬六花に釘を刺される。「もうしません!ほんとうにしません!」
・七瀬六花が、林檎と関係があると思しき『秋映あかね』の名を口にすると、林檎が「!?!」と反応する。「一度しか会った事ない……です」と返すが、林檎は正面の『七瀬さん』の顔をみて「秋映さんにかおが…… よく似ている気が……」と思い込む。
・七瀬六花は秋映について「一番仲が良いと…昔は思っていた……っていうか」と語る。林檎は「すごく、私の記憶の秋映さんに……七瀬さんがよく似ているような……」「寧ろほぼ本人なのですが」と伝えるも、「は?」「そんなわけないですよ」と一蹴される。
・記憶に残っているあの時(5話)に秋映さんにされたことを思い出し、林檎は七瀬六花に「一度私を抱きしめていただいてもいいでしょうか」と真剣な赴きでお願いする。「はい?」と怪訝な表情で返事される。
「なんでそんな淫乱な子を抱きしめるなどという 分かりきったトラップを用意するんだ!」「いや!ちょっと待って下さい本当に! 一度秋映さんに抱きしめられた事があって」「はあ!?!?」「キレないで!!!」

このように、今まで七瀬六花が姿を追っていった林檎ととうとう再開してしまい、「やましいこと」「秋映さん」に関して、特に終盤にかけて勘違いの連鎖が繋がっていきカオスな展開で閉められる内容である。


これらの内容に、放課後すとりっぷのストーリーの根幹を支えていたある部分の変化が生じている。
それが、林檎が放課後の活動について「もうしません!ほんとうにしません!」と七瀬六花に伝えたことだ。
22話終了後、このまま放課後を迎えたら、いつものようにデッサンすることは出来なくなっている。この状況を、放課後の空間を楽しみにしているイチカと林檎の絵を見たいななに説明でもしたらその二人は黙ってないだろう。恐らくその状況を迎えるであろう今回はどうなるのだろう……と考えながら臨んでいった。


そして今回、最初のページに現れたのは『誠に勝手ながら今日でこの集まりを解散させることとしました。 青野』と書かれた貼り紙と、それを見て愕然とするイチカの姿であった。
イチカはその後、「アレの… アレのせいでしょうか 先輩が何か いや、あんなに優しい先輩が林檎さんに何かを!? あんなに優しい先輩が… …………」と、今まで浮かべたこともないような怪訝な表情を浮かべ、「どうにかしないと……!」と思い立った。七瀬六花が回想後、風呂から上がった際にスマホを見ると、イチカからの大量の着信通知に襲われていた。


これら一連のシーンを見て、まず考えたのが『何故林檎はイチカたちに直接話さず、貼り紙で伝えたのか』だ。
林檎とイチカはクラスメイトであり、同じグループ?でないとはいえ放課後の活動で交流は深まったぶん、七瀬六花と何を話していたかを共有すると私は考えていた。
しかし、貼り紙であった。林檎はイチカにすぐに伝えることはなく、しかも口頭でもない形で活動の終了を宣言したのだ。


まず、時系列を整理する。
前回とつながっているのなら、前回イチカが「じゃ私は先に教室へ戻っていますね」と言って林檎と七瀬六花を二人きりにさせた時、休み時間か昼休みかの隙間の時間であの会話が展開されていったのだろう。その後、一度教室に戻っている。そこで会話をしたかどうかはわからない。
また、大量の着信通知を見た際に七瀬六花が「いやもうやらん言ったのに昨日の今日でまた緊縛された可能性が!?」と原因を思い当って考えており、「どうにかしないと……!」の日と大量の着信通知の日が同じ(だろうが)ならば、イチカが貼り紙を見て愕然とした日は前回「もうしません!ほんとうにしません!」と伝えられてから一日後、ということになる。

この一日の猶予について、即日に放課後の活動を禁止にならなかったことについては『もともと水曜日とかイチカがバイトの日だったので林檎は貼らなかった』あるいは『林檎が即日に貼ったがイチカがバイトの日のためすぐには見ておらず、翌日見た』と推察ができる。
しかし、林檎が七瀬六花との会話を終えた休み時間の後、翌日の放課後までに何も話すことはなかった、と考えると些かおかしいだろう。
4話時点では「クラス内でほとんど話さない」関係であったが、現在ではもっと仲が深まっている。ほとんど話さない関係が継続しているのなら後に話す必要もない……とも言えるかもしれないが、何も話さずに活動を終了した理由にはならない。


となると、林檎は活動の終了を『意図的に貼り紙で済ませた』のだ、と考えられる。
また、七瀬六花に恐喝されたまま「白石に理由を話すな、貼り紙とかで済ませろ」と誘導されたとかなら林檎の意志ではないが、それでも林檎が情報を断っているということになる。

意図して情報を断ったとなると、この一日の猶予の中、林檎はイチカに七瀬六花と何を話したかについて聞かれたとしても、真実を話さずにはぐらかしたのだと推察できる。
その理由…動機については、今回林檎が登場してない以上何も断定できない。
ただ推察するのなら、現在の関係について七瀬六花に咎められた以上、いままでカラダを目的としてきた罪悪感や後ろめたさを感じて伝えることもせずに身を引いた、という風に考えられるだろう。
しかし、絵を描く空間以外にもイチカと仲良くなっていた林檎が今更そのような思考のもとにそういう行動をするか?という疑問もあるため、一概に正しい推察とも言えない。
そう、今回林檎が登場していない限り何もわからないのだ。


また今回の七瀬六花の「いやもうやらん言ったのに昨日の今日でまた緊縛された可能性が!?」より、「やましいこと」に関してはこの会話が終わった後も思い違いが続いていて今回につながっているが、前回の終盤で林檎が「七瀬さん→秋映あかね」かもしれないと悟ったのち、この会話はどのように続いていったのかがまだ判明していない。

つまり、ストーリーの根幹を支えていた『林檎の「七瀬六花→秋映あかね,秋映あかね→七瀬ハチ,はかね」という勘違い』の問題が、今回の時系列ではもうすでに解消されている可能性があるのだ。

今回の時点では林檎が登場しないゆえに林檎から情報を得ることは不可能であるが、林檎と会話をした七瀬六花は今回登場している。
今回七瀬六花は、風呂に入ってから「私は昔からあかねの絵が大好きで」と、秋映との昔のエピソードを思い出している。このことより、七瀬六花は直近に秋映についての話をしたのでは?と推察できるのだ。
単なる思い違いで、本当に不意に秋映のことを思い出しただけだとしても七瀬六花らしいと言えるが、17話以上に深く思い出している姿を見ると、事前にきっかけがあったのかも…と憶測ができるのだ。
その場合のきっかけとなるのは、林檎との会話だろう。林檎との会話で秋映のことについて一頓着あったから、秋映のことを思い出した、と言える。

しかし、仮に会話したから思い出したとしても、前回まで載ってた「はあ!?!?」までの内容で打ち止めされたとしても秋映のことは十分話しており、一概に問題が解消したとは言い切れない。
このことは、あくまでの可能性の一つとして収めておく。
また、もしこの問題が解消しているのだとしたら、林檎がイチカに何も話さなかった理由に一躍加担しているのかもしれない。


そして、先日行われたコミックマーケット96で実際に若鶏にこみ先生と話した際、『どうして貼り紙だったのか』と尋ねたところ、「次回」分かると仰っていましたので…次回が楽しみですね。





「あんなに優しい先輩が林檎さんに何かを!?」の瞬間、イチカは何を考えたか

→「先輩が林檎さんJapanese Bondageをしたのかも」、……?????????


 

 
林檎から何も知らされず、美術準備室に貼ってあった貼り紙によって突然活動を終了され、愕然としたイチカ。


原因を「アレのせい」と、七瀬六花が林檎にストーキングをしていたことだと捉え、その理由を探っていった。そして、怪訝な表情を浮かべ「どうにかしないと……!」と思い立った。

その後、七瀬六花へと大量の着信を送っていった。





 ここでイチカが思考を巡らせていって、「あんなに優しい先輩が… …………」と、20話でのニッパーを持った七瀬六花を思い出している。そして、怪訝な表情になっている。


 この流れが示すのは、20話での出来事から起因している。

イチカが自ら縛ったJapanese Bondageを解くために七瀬六花からニッパーを借りて、その時に「むかし似たような事をしただけだよ…」と呟いた七瀬六花に対して、イチカは何とも言えない笑みを浮かべながら汗をかいて赤面していた。

この「似たような事」について、イチカが考えたのは、『先輩はJapanese Bondageをした、された経験がある』といったことであろう。よって赤面したのだ。いや、20話で自分からJapanese Bondageしておいて他人のJapanese Bondage経験に赤面するのはおかしくね?と思うが……


このシーンを思い出して表情を変えたとすると、「林檎さんに何かを!?」した、と考えた、それは何か……

……Japanese Bondageである。七瀬六花は林檎をストーキングして、Japanese Bondageしようとしていたのだ。
そしてこの解散が示す意味は、捕まったということ。林檎は今(?)七瀬六花に絶賛Japanese Bondageされている最中なのだ。

……そう考えたイチカは、「どうにかしないと……!」と思い立った。その後、七瀬六花へと大量の着信を送っていった。




……もちろん想像です。
しかし背景とこの表情を見れば、そういう風に考えているという推察が一番にたどり着けるであろう。

実際はこんなJapanese Bondageされている……まずい!!」だけの脳ではなく、どれだけ焦っているか、どれだけあの空間を大事にしてきたかが読み取れるが故にこのような奇行を起こしているんですよね。今後ともどこまで想いの強さが現れるかが楽しみです。




〇今回読んだうえで感じた点


5話の林檎の回想にて、私立の高校に志望を変えると母(小梅先生)に伝えた時の「…… ふむ…聞いた事無い所じゃないけど… ……」では、七瀬六花と秋映がその高校に進学する際に、21話の「絵は小梅さんのとこで描くのでいい」の通りに小梅先生に伝えられていたが、実際は高校で描き始めた→絵画教室には来なくなったことを疑問視?残念視?しているかもしれない、ととれる表情をしている。…たぶん。
また、縁もゆかりも馬の骨とも知らない高校ではなく七瀬六花と秋映が美術部を続けている高校ならばまあ……と進路変更を許したのかもしれない。

22話の「一番仲が良いと…昔は思っていた……っていうか」は、今回の回想による七瀬六花の解釈のタイミングで「昔は思っていた」に転換されていると考えられる。

・趣味が散漫になった七瀬六花が手に触れていた「ランジェリーデザインと歴史」より、本当に興味があるのは下着だということが改めて判明。
「私のこと何だと思ってんの!?」と一度は否定するが、4話の初登場の時点でランジェリーショップで働いていたり、6話の「何のために働いてるとおおお思ってんの」辺りではもう自覚しており、秋映も公認している。のちに14話にてななも公認する。

・今回4ページ目(100ページ目)では、七瀬六花と秋映の同級生として黒髪ショートの男子生徒が登場している。作中で明確に男性として出演している人物としては10話の七瀬家の父親以来であり、明確に男性として会話をした人物としてはこの男子生徒が初めてである。『ショタじゃない若干中性的な男子の出す女声』を体現してそう

 ・上と同じく4ページ目より、現在主要人物が通っている私立の女子高が、「公園の所」と記されている。鎌ケ谷や新京成電鉄沿線の公園、高校を探ったが、モデルとなった高校の断定はできなかった。「女子高」「公園の所」で近くを探ってみて、可能性があると思ったのは北総鉄道秋山駅近くの「聖徳大学附属女子高等学校」か。



 今回読んだうえでの疑問点

 
・秋映「始業式早々この教室を自分のテリトリーに…」、どの文章に繋がってるの?





 ………





 いや本当に…
 正直こういう作業、楽しすぎるのがいけない……()



 

今回、七瀬六花の感情がより顕著に表れていて読み進めるために興奮していたので記事にせざるをえなせんでした。発売して一週間、長くて何とか読める文章にまとめたのですが、実際は「あぁあぁぁああああ七瀬六花の感情……………………」「七瀬六花の独りよがり……………………うぁぁぁぁぁあ」とずっと呟いてばかりでした。


前回の予想と比べて「一人じゃないとあの絵は描けない」理由に「拒絶した」が関与していると考えていてそれが外れて驚いている分、じゃあ高校1年生の時でどうなってんの~~~っっ!!!と他のオリジンエピソードがただただ気になるばかりです。

また、貼り紙は本当に気になりますね……まさかこういった展開になるとは予測していなかった分、次回が本当に気になります。
 この記事を読んでいる放課後すとりっぷ読者の方にも、他にも異なった解釈を持っている方が居ましたら是非とも私に意見を投げ飛ばしに来てくださるとありがたいです。






 

  おまけ、いつも通り、読んだ上での『初見の感想』です。




・まあ、そうなるな
・青野林檎さぁ、口頭で言えよ!!!!!!!!普通に集まって話しゃいいやんお前ら!!
・危ない扉絵(定期)(普通(感覚麻痺)
・白石さんのブラクラこわ
・あぁ、あぁあぁあぁ……いやお前も悪いから!!!!!!!!!!!!!、!!!
・その苦い表情なんだよ……w
・七瀬六花!!!!!!!!!!さんのすらりとした肉体
・七瀬六花のオリジン!!!!!!!!!!!、
・「六花に似てきた」は!?
・七瀬六花の「秋映の描いた絵」に対する大きな執着…………
・ウッッッッ秋映の髪
・中学:1,2年次は別のクラス、3年で同じクラスになる
・お前も小梅さんと同じ考えかい
・さりげなく左手で秋映の髪に触れる七瀬六花
・この子、男子生徒か!!放課後すとりっぷで初めて男性に声がついた!!!
・秋映:中学3年生になっても、独り,あるいは絵画教室での空間でなければ描けなかった
・七瀬六花の友人ムーブ…………………🙏🙏🙏
・神
・はっ…
・「秋映あかねが絵を描くために必要な空間に、私は介入してもいいと勝手に思っていたけど、それは間違いだった?あかねの空間にとって、私は邪魔な存在なのか?」
・………………………………………
・すれ違い巨大感情百合アンソロジーじゃん……
・「私は別に描かなくても。あかねの絵が見られればいいかな 私が見たい世界は全部あかねのものだしさ」
・七瀬六花…七瀬六花…七瀬六花……
・仲良くなってからもずっと、「秋映が絵を描くこと」を第一に礎を持っていた。七瀬六花
・ななさん、まだ控えめ
・「ほんとうに? お姉ちゃんが やりたいの?」の七瀬六花の表情がヤバい
・下着が好きなんじゃん………
・お前がそう思ってるだけじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!11111
・白ァ!!!
・縛り納めとかそういうプレイって何!!?!?!?!?!!!!?発想が淫乱
・いや七瀬六花の想像な!!!!!!、!!!!

2019年6月16日日曜日

放課後すとりっぷ21話 考察,解説

 まんがタイムきらら2019年7月号(6月8日発売)に掲載された、放課後すとりっぷ 21話について自分が思った点を書き連ねていきます。
 今回はブログ記事として形にしていますが、基本的にツイッター(https://mobile.twitter.com/SpiraLmeyby)で垂れ流してることの延長線上だと思って見てください。

(注、基本的に七瀬六花→七瀬六花、秋映あかね秋映と書いています。他にもキャラの呼称がブレブレですがご容赦ください。また、発言者に応じてセリフの色を変えています。)


○「小梅先生」「小梅さん」について
林檎の母親、絵画教室の先生でほぼ確定


・19話(きらら2019年5月号)P35左、なな「りんごさんの絵はどこかひっかかるんだよね」「写真撮っておねえちゃんに見せてもいい?」…から今月号秋映に写真を見せて「小梅先生に似てる絵じゃない?」と発言していることから、七瀬姉妹と秋映が幼い頃から通っていた絵画教室の先生は林檎の母親である小梅先生であると推察できる。

・また、ななが林檎の絵と小梅先生の繋がりを明確にさせたい理由は、1話で「これはどなたの絵ですか!?」と突発的に林檎の絵に興味を持った発生原因を掴みたかったからだ、と推察できる。


○絵画教室の先生が「小梅さん」だと確定すると、今月号の秋映が回想で語っていた「うん、絵は小梅さんのとこで描くのでいい」という台詞と現状が背反している。
→高校に入ってから、周りの状況が変化した。その変化に乗じて、七瀬六花と秋映のすれ違いも溝が深まっていったと推察できる。


時間経過と出来事について、目立った要件を記していく。
・17話(きらら3月号)、七瀬姉妹と秋映あかねの出会い、思い出。触れ合おうとしても何も話さずに、周りに聞いても無口だという姿の秋映は、七瀬六花にとって「オトナっぽくてかっこよく見えた」。春休み明けの図工の宿題の絵に「すごい絵を描くんだ」と感激し、替え玉受験疑惑が起きても秋映の手を取って釈明した。秋映は「~~~ッ うるさいっ!!」と、六花に初めて声をかけた。

・今月号、『受験があって』「あれ 県立受けないんだ」…七瀬六花、秋映が中学3年生の頃。現在通っている高校へと進路を決めた秋映。5話の林檎,柚,みことが学校見学目的の文化祭で名前を出した『県立』と同じく、林檎の母親…小梅さんの母校である美術が有名?な高校で美術をやろうとは考えずに、今後も小梅先生のもとで絵を描いていくととれる発言をしていた。
七瀬六花は「私は別に、書かなくても。 あかねの絵が見られればいいかな」「私が見たい世界は全部あかねのものだしさ」と、素っぽい顔で話した。秋映はこの発言に疑問を持った。

・5話の林檎,柚,みことが学校見学に、現在主要キャラが通っている『私立』の文化祭に訪れた。文化祭での校門の飾り付け他、様々な展示がされている。そんな中、美術部の展示は「なんて主張の少ない……」と林檎が呟くほどに目立たないものだった。林檎は「小さい方」の展示を描いた「秋映あかね」の存在が気になり、突き動かされたように私立への進学を決める。
 また、みこと「大きい方はともかく」と、今月号のなな「でもお姉ちゃんヘタだよ?」から、「大きい方」はおそらく七瀬六花が描いたものだろうと推察できる。即ち、文化祭当時は七瀬六花もまだ絵を描いていたと思われる。

・6話、秋映の地の文に「私が拒絶したとは言え」「六花は、今年からぱったりと絵をやらなくなった」と記されており、七瀬六花は今年に入ってから絵を描いていないことが明言されている。また、「秋映は七瀬六花を拒絶した」という出来事があったと読み取れる。

・5話『次の春』…新入生の林檎が、美術部に入部届を出しに行ったが、秋映は受け取れなかった。「秋映さんの為にも、入部は諦めて…」と秋映は理由を語った。謝絶されてうなだれていた林檎の前に現れた七瀬六花は「えっ……と、部活をしに来たんだけど 美術部」と受け答えし、林檎の事情を聞いた。「学内企画のポスターとか、毎月色々で この美術部は忙しい… 好きな絵を描く暇があんまりない」と、美術部の現状を概説し、そして「それに、一人じゃないと描けないんだ あの絵は」と林檎を抱擁しながら囁いた。ついでに名前を勘違いされた。

・ストーリー開始時に至る。
・6話「久しぶりに来たと思ったら何しにきたのよ……」より、七瀬六花は暫く美術部自体にも顔を出していなかったようである。そのまま会話したのち、相合傘でぐっしょりになりながら帰宅。

・7話では「最近、あかねとこういう事無かったな…」と懐かしみつつ、ふれあった()。

・13話、林檎についての会話「犬にされる」発言。

・14話(きらら2018年12月号)では勘違いの連鎖(定期)により、秋映が七瀬六花に学校内で露出度が高いコルセットを披露。七瀬六花は「ン”ン”ーッ!?」と恍惚していた。そのままトイレの個室で二人きりでやることを済まし(外れた紐を戻し)た。

・17話、上記にあった回想の後、「あれから中学があって 受験があって 私は絵を描くのは諦めた」「描くことがいやになったわけじゃない」「そう決めたのは 私のため
 「(レンジ入れるまでは覚えてたのに)」、絵を描かなくなった理由を脳内で綴り示しており、その思いの強さが伺える。
 「おあ”ああぁ」あ”あ”あ”ぁ”「ぐわああ”!!」「わ”ーー~ッ」「ん”わぁ”ッ!!」奇行。
 六花が漫画を描く、と聞いた秋映は「(また絵を描いてくれるんだ うれしい)」と反応した。この秋映の反応に、六花は「(うっわ罪悪感で胃が壊れる 私はなんてことをしてしまったのか)」とそっぽを向いて渋い顔を見せた。

・20話(きらら5月号)、イチカは紐を切るために七瀬六花宅を訪ね、七瀬六花がドン引きしながらもニッパーを持っていたため切ることができた。イチカが六花にニッパーを持っていた理由を尋ねると、六花は「むかし似たような事をしただけだよ…」と回想を浮かべて愁意を帯びた表情を見せて呟いた。

 ……


 正直こういう作業、楽しすぎるのがいけない……()

 つまり、色々何か確執は起きてそうだけど、幼馴染だからか縁を断ち切ったわけでもなく現在も交流が深いと見れる。
 しかし絵を描くことについては、七瀬六花は現在もなお「諦めた」と向き合わない状況であり、秋映は七瀬六花に再び絵を描いて欲しい(六花と一緒に絵を描いてたあの空間を取り戻したい)と考えており、この心境の違いに関係性の軋みが生じているさまが見て取れる。


 これらの出来事から、伏せられている部分について、以下のようなストーリーラインを予想することができる。
 (注!以下の文は完全に私の想像なんで100%どころか40%も信用ありませんのでまるっきり鵜呑みなんかせずにテキトーに流し読んで下さい)

・七瀬六花はすごい絵を描く秋映の隣で一緒に絵を描いていたが、中学、高校へと段階を踏んでいくにつれて自分の描くもの以上に秋映が描く絵はとても秀逸に見えて、無意識のうちに自分の絵と比べて実力差を感じてしまう。そして、徐々に「秋映が描く絵が見れればそれでいい」という思想が目覚めてきていた。

・七瀬六花、秋映あかねは現在の『私立』の高校に進学。秋映は予定通り小梅先生のところで絵を描く予定だった。しかし、美術部の先生や既存部員(3年生?)が秋映の実力を買い、美術部への入部を熱望された。部員も少なく(もしかしたら部員がいない状態だったかもしれない)、七瀬六花と秋映は、秋映でもここなら静かに作業できそうだと判断して、入部した。七瀬六花も当然のように入部。

・美術部での活動は多く、学内企画のポスターや文化祭の展示などの仕事を、絵が上手い秋映が一任するようになり、苦労が増えていった。そんな中、七瀬六花には仕事を与えられず、それ以上に絵を描くことが少なくなっていた。秋映の描く絵や秋映自身の心労緩和を目的に、秋映を支えていくことが多くなった。この状況に秋映は「私に加担せずとも、六花と一緒に絵を描いていたかったのに」という心境を生み、居心地のわるさへと繋がっていった。

・仕事の多さか、居心地の悪さからかはわからないが、秋映は一時的にスランプになってしまった。そこで七瀬六花はまた支えようとするけど、この状態の秋映には逆効果で、秋映は七瀬六花に「(絵を描こうともしない今の)六花がいると、思うように描けない」「一人にして」と言い放ってしまう。

・七瀬六花は美術部にほとんど行かなくなり、秋映は美術部の仕事の絵を遅くとも完成されていき、沢山の作品を生み出していった。七瀬六花はその状況を見てほっとするのと同時に、「一人じゃないとあの絵は描けない」…七瀬六花が見たい世界は全部あかねの作品に詰まっていて、その絵を見たい、在り続けたいためには秋映を一人にしてあげることが重要だ…と解釈し、美術部で秋映と一緒に絵を描くことをやめた。それが秋映の絵を見ていたい七瀬六花のためでもあった(17話七瀬六花「そう決めたのは 私のため」)。

・次の春、入部希望である林檎の「秋映さんの絵が好きでココに入った」という発言に、秋映は七瀬六花に対して抱いた「居心地のわるさ」を再認識させるような雰囲気を感じて「秋映さんの為にも、入部は諦めて…」と発言して林檎を謝絶した。

・現在に至る。


 ……と、個人的な予想ではこうなったのですが、どうでしょうか?()
 個人的に要点として

・小梅先生のところでではなく、高校の美術部で絵を描いている理由
・「なんて自己主張の少ない…」文化祭の展示について
・秋映が七瀬六花に拒絶した物事、またその理由
・七瀬六花,秋映が揃って、秋映が「一人じゃないとあの絵は描けない」と発言している理由
・七瀬六花が『絵を描くのは諦めた』理由にある「私のため」の意味

等のポイントを掴んでおけば、予想が纏まってくると思います。


 っっっ……七瀬六花×秋映あかね関連について考察できることは以上!!
 七瀬六花と秋映あかねの間に何があったか、を明確にしたくて記事を書いていました。
 この文を読んでいる放課後すとりっぷ読者の方々ならもう既にある程度のストーリーラインを見つけているだろうと思っていますが、この文章がちょこっとでも参考になったのなら幸いです。また、「うはwwwwww俺の予想の方が全然合ってそうなんだがwwwこいつ節穴か?wwwwwwww」と、他にも異なった解釈を持っている方が居ましたら是非とも私に意見を投げ飛ばしに来てくたさるとありがたいです。








おまけ、以下、読んだ上での『感想』です。


・え、扉絵の秋映え、これ水着じゃないやろ……シャンプーハットを巻きつけ……え?
・にこみ先生のフェティズムが過ぎる!!
・七瀬六花は絵がヘタ。(辛辣)
・地味に…いや派手に乳が浮いてる…
・六花の漫画の手助けをしたい……秋映のムーブが愛おしすぎてぱねぇ
・青野林檎さんの秋映憧憬ムーブがオタクっぽくてたまらん……そら青野林檎が今ここに居る原点は秋映の絵なんだからこういうムーブして当然よね、青野林檎がこうやってイキイキしてるのが珍しくて可愛くて面白いぞ
・8P(114P)左1コマ目のななさんの谷間どっから割れとんねん
・秋映が七瀬六花の絵について「伝えたい」と感じた。これは互いに慰め合う未来が見れるかも……わっふるわっふる!!!(古)
・今回の特記すべき事項は何よりも垣間見せた七瀬六花の巨大感情()と、秋映との確執を描いていたシーン。エグい!!!!!!!!何この七瀬六花の表情!!!!!!!11それ素か???素なのか???素なら秋映第一主義の狂人と認定するぞ!!!!!!!!、!!!111
・一通り見てきた中で、コミックス1巻巻末の順位がもしかしたら感情の重さ順……ってのも考えられると思います!!!!!あ、勿論性欲順かもしれないしそこは諦めてないよ()

2016年12月24日土曜日

ラストピア こまかな考察【13話まで】


『ラストピア』には、様々な謎が隠されており、それはどれも興味深いものばかりです。
ここからは『ラストピア』に残された様々な謎を、私が勝手に考察したものになります。
鵜呑みにしてもいいし、しなくてもいい。


※注意!

この記事は考察記事なのでネタバレなどはじゃんじゃん含んでます。ネタバレ知りたくないけどレビューは気になる、という方は他のひとの感想記事を参考にしてください。

また「このストーリーにそんな重みのある事考えなくてよくない?普通に日常を見てればそれでいいんだよ」といった考えの方で興味の無い方はブラウザバックしていただいてかまいません。この記事、想像の部分がかなり強いです。


主に十二話までの内容より記しています。十三話以降の内容は追記形式となります。
(初稿 2016年12月24日)





  • 記憶が消える現象の原因
  • ユーの正体
  • リッタの記憶と『ライア・ロンネ』
  • 第一話扉絵の人物
  • 時系列まとめ
  • 「最後の楽園は、記憶の中にあります。」
  • リッタの性別はどっち?他登場人物の性別
  • 考察したいが材料がない点

  • 記憶が消える現象の原因

エオニオ島(のホテル?)で確認される、記憶が消える現象。
ホテルに訪れたリッタは、この記憶を戻すために奔走したりしていた。

また、記憶が消えてるのはホテルのオーナーのエミも同じ模様。さらには家出してホテルに迷い込んだお嬢様のカリンも同じ現象にかかったとリッタは見抜いた。

島の謎を追い大陸からやってきた記者さんは「えっ何!?そんな噂もあるの!?」と、事前から聞きつけていた『オカルトな噂』には関係ないといった様子を示し、
昔から島に住んでいる雑貨屋さんは「多いみたいねぇ 聞くようになったのはここ数年のことだけど 私自身はなんともないからよく分からないのよね」と、自分は関わってないといった様子を示した。


果たして、記憶が消える現象の原因は何なのか。
六話にてリッタは「記憶喪失の原因はかなり近場にあるんじゃないか」「あの時記憶を失くしてたとしたら ホテル内で起きたってことだもんな」と、ホテル内で起きてるんじゃないかと考え、ホテル内の捜索を専念した。

記憶が消えたとされているのは現時点でリッタ、エミ、カリンの三人。
エミはまだ判明してないが、リッタはホテルに訪れた後に廊下で、カリンはホテルで遊んでる最中に記憶が消されている。
エミは「んー 穴がちょこちょこあるの」、カリンは「何かつらいことがあった気がしたのだけれど 思い出せないもの」と二人は一部的に消されているものの、リッタは自分のことは名前すらも思い出せずに全て消されていた。

リッタが言う「ホテル内で起きている」ことは多分間違いないだろう。では、一体ホテルの何が関与しているのか?
それは、カリンが記憶を消されたときに最も近くにいた人物、『マノ』ではないだろうか。カリンが記憶を消された原因を考えると一番最初に浮かんでくるのがマノである。

マノは、幾らか前からホテルに住み込んでいるが、それ以前にどこで暮らして何をしていたのかは分かってなく、素性も不明であるので、何かしら関与がある可能性が考えられる。接触した相手の記憶を消す能力だとか、都合の良いことはいくらでも考えられる。

マノが接触した人物は、リッタ、エミ、カリン、雑貨屋さん、メア、アンナ(、シャルカ)。そのうち前の三人が消されている。記憶を消された三人の共通点といえば……?

二話ではお医者さんが「失った記憶が幸せなものとは限らない」、第五話ではカリンは「つらいことがあった気がした」と発言している。
また六話でエミさんは昔家族と共に暮らしてたと分かったが、その家族は今一体どこで何をしているのかは分かっていない。
エミさんも昔悲しいことがあって、ホテルに一人残されたのではないだろうか。

それを後付けるようになるが、エミは昔家族と暮らしていたと知った感動からか泣き出してしまう。それを見たマノはエミが悲しんでいると思い「エミ泣いてる 悲しいの? 誰のせい?」と、リッタも怖がるような形相で怒っていた。

ここから考え出される説は、『マノは対象相手にとって嫌な・悲しい記憶を消す能力』でも持ってるんじゃないかと考えられる。マノが接触した人物の雑貨屋さんとメアは嫌な記憶がなさそう(失礼)なので、リッタ、エミ、カリンだけが記憶を消されたのだ。

マノは接触した人物の嫌な記憶を見つけ、それを消す。
もしこの説が当てはまっていたら、一話にてリッタが突然記憶を消されたのも示しがつく。
たまたま別の目的を持ったリッタが記憶を消されてしまったと考えられるが、多大なる逃れたい記憶から逃げ出してきたリッタが意図的にマノの能力を使ったとも考えられる。

しかし雑貨屋さんが言うには、マノはエミが記憶を消されてしばらく経った後にホテルに訪れたようである。なのでエミの記憶が消えた原因であることは確認しづらい。


この説は、現在考えられる理由の一つであるので、この説が当たってるとは言わない。今後の展開によって新たな説が見えるかもしれないので、今後も注目である。


十三話より、お医者さん…もといミレが以前は記憶喪失であったことが明らかになった。しかも二話で「記憶を取り戻した人の例もある」と自分で言ってた通り、なんと記憶を取り戻していた。
ミレが失った記憶は、ミレの『助手兼親友』として共にこの島にやってきたフィマについて。余命がわずかなフィマと共にこの島にやってきて、フィマが亡くなった時までのフィマに関する記憶が失われていた(因みにエミもフィマに関する記憶が消されており、その状態は現在も続いている)。
記憶が戻るまでは開く予定だった診療所を開いてぼんやりとした日々を過ごしていたが、「ある日本当に突然思いだした」ように記憶が戻っていた。

今回の話により、それぞれの失われた記憶は嫌な・悲しいものという傾向である事が推察できる。この点だけは確定してもいいだろう。
またマノについてだが、7ページのフィマの「マノちゃんが好きなんだって」という発言より、ミレとフィマがこの島に訪れた時にはもうマノがホテルに住み着いていたことがわかる。つまり、ミレが記憶喪失した原因にマノが関わっている可能性は十二分にあるのだ。

しかし、何故突然記憶が戻ったのかが判明されていない。また、何故エミまでもがフィマに関する記憶を消されているのかもわかっていない。

これはあくまで可能性の一つであるが、今後とも失われた記憶についてやマノに注目していきたい。


  • ユーの正体

ラストピアにて、唯一非現実的な存在である幽霊のユー。陽気でどこか抜けた性格のように見えて、実際はしっかり者でネガティブな面もある。
ホテルに住み着いていて、様々な謎を抱えている存在である。


現在わかっている事実を挙げると、

・壁をすり抜けられるが、少しは物体に干渉することができる
・十年前以降に現在の姿になった
・地縛霊ではないが、ホテルに住み着いている

この3点が明確になっている。
最初のは幽霊としての特徴と言えるが、下2つは何故、どのようにしてそうなったかという理由が存在するだろう。
そこで、作中から読み取れる様々な点から、ユーの前世や知っていることを考察していく。

三話にて、ユーが「リッタにまだ居て欲しいってエミは本心から言ってると思うよ あの子寂しがり屋だから」と昔からエミを見てきたかのような発言が読み取れる。
またリッタ宛に送られてきた荷物の送り主が『ライア・ロンネ』というリッタの家族と思しき人物だったのを知ったユーは、リッタに「帰りたいんなら我慢することないよ」と言った。昨日と言ってる事が違うじゃんとリッタに指摘されたら「いやー家族がいるとなるとねそこはやっぱ大事よ」と返した。

六話にて、長年閉ざされていた部屋を開けたら家族写真が発見された事より、以前は家族と一緒に住んでいたことが判明したエミ。エミはそれを知った感動からか涙を零した。
ユーはこの部屋の鍵の位置を知っていたが、簡単には教えなかった。
エミが「言うのしぶってたのは 私が悲しむかもって思ったからなんじゃない?」とユーに尋ねたら、ユーは「ん…」と詰まった返事をした。


これより、ユーは「家族」を大事にする思考、エミを心から見守ってる姿勢があると見える。
ユーやエミの過去に何があったのか、考えられるとしたら、
幽霊化したユーがホテルに住み着いて、ホテルで過去に起こった事件を目の当たりにして何か未練を抱えながら現在を過ごしていると考えられる。
しかし、何故ホテルやエミに未練を抱えているのか、どうやったら成仏できるのかなどの問題が呈される。それを打破できる大きな説が「ユーはエミのおばあちゃんの幽霊ではないか」というものだ。

数年前にホテルで起きた事件よりおばあちゃんが亡くなり、ホテルやエミのことが気がかりでユーとして現世に現れた。そして現在へと至っているのではないだろうか。

この説はユーの様々な言動が当てはまっている。三話でのエミを昔から見てきたような発言や「家族がいるとなるとね そこはやっぱ大事よ」といった発言、四,六話でのホテルの内部構造に詳しいことについて、また六話でのエミに嫌な記憶を思い出させないようにしてた行動。

六話での「ん…」は、エミが言った「悲しむかも」と思うことであるには間違えないが、あの部屋で何か内乱が起きてそれを思い出してしまうのを防ぎたかったのかもしれない。

また、何故「おばあちゃん」であるのかには2つ理由がある。
1つは、おばあちゃんという年齢柄、近況で亡くなってしまった人物に一番近いという事、
そしてもう1つは、見つけた家族の写真にはエミと父、母、おばあちゃんと思しき人物の姿があったが、髪色がエミと母、父とおばあちゃんで異なるのだ。エミとユーの髪色は別のものであり、母ではないとしたら女性であるおばあちゃんのものではないだろうか(父の可能性もなくはないが)。

またおばあちゃんでないとしても、近親者じゃないかと疑える部分がある。それは一話3ページと二話2ページ(それぞれ単行本11ページと22ページ)でもエミとユーの自己紹介の仕草がそっくりだということだ。どちらも胸に右手を当てている。ただの当てはめに過ぎないかも知れないが、仕草が似るという事は家族なのかもしれない。


ただ、これはあくまでも深く考察した結果であり、実際はエミたちに全く脈がなくホテルに訪れた幽霊なのかもしれない。
否定理由を挙げるとしたら、その見た目の少女的若さや、九話での思春期具合など、おばあちゃんとしては年齢が低い感じがしなくもないのだ。


いずれにせよ、現在幽霊として存在しているのはエミやホテルと深く繋がりがあるからであるには間違えない。今後ともユーの動向に注目である。



  • リッタの記憶と『ライア・ロンネ』

エオニオ島にある小さなホテルの宿泊者として目覚めた主人公。自分の内にあった過去の記憶は消されており、「リッタ・ロンネ」という名前が残されていた。

何故この島に訪れたかも分かっていない。エミによると、倒れる前までは会話するどころか目も合わせてくれなかったらしい。

二話のミレの話によると、この島で起きている記憶が消える現象については、局所的な部分が消えていくケースが基本らしいが、リッタのように丸ごと記憶を消されているのは珍しいらしい。
さきほどの項目で「失われた記憶は嫌な・悲しいものだという傾向である」という点を出したが、リッタもこのケースだった場合、「今まで過ごしてきた出来事すべて」がそういう傾向であったことになるが、実際のところどうなのかはまだつかめていない。

記憶を戻すことに関してリッタ自身は、話数が進むに連れて表向きに立ち向かおうという姿勢がうかがえる。
リッタの記憶に関連する出来事やそれを見た際のリッタの「思い」など、今後とも注目である。


またリッタの記憶について、語らずにはいられない存在がある。それは『ライア・ロンネ』だ。
三話より、大陸からリッタ宛に荷物が届いており、中には着替えや生活雑貨、お金が入っていた。その荷物の送り主が『ライア・ロンネ』という人物である。名前からして家族かなとリッタは考えた。

八話より、大陸から再びリッタ宛に荷物が届いており、中には水着が入っていた。送り主の目的に困惑しながらもそれを着た。この荷物の送り主は誰だか分かっていない。三話より『ライア・ロンネ』じゃないかと推察できるが、そうでない可能性もある。

十一話より、「あの部屋」から発見された宿帳には、リッタとライアと他2人の名が、ロンネという姓を冠して載っていた。
--リッタ「並び的に上2人が両親かな?『ライア』さんはきょうだい…?」
とリッタは考える。名前の並び順は--、--、リッタ、ライアであり。少なくともリッタとは血縁関係があることが示された。

以上より、このライア・ロンネという人物はリッタの記憶に関する何か重要な手がかりを持っているに違いないだろうと推察できる。


現在判明している情報は他にはなく、姿や顔はともかく、台詞すら用意されていない。上記の情報により考えられる点は、
・大陸に住んでいる…?
・リッタのきょうだいである
の2点だけである。

大陸に住んでいて、何故荷物を送ってきたのか。また記憶がなくなる前のリッタをどの程度知っているのか、リッタが現在記憶を失っている事は知っているのか、等々様々な点が不明であるが、後述の項目より考察できる点があるのでそちらを見ていただきたい。



  • 第一話扉絵の人物



一話の扉絵。リッタが記憶喪失になり始めて目覚める前に見ていた「夢」であるだろうが、如何にも謎が深いものである。

その後一話12ページの最後に、リッタが記憶喪失になってから始めて一晩を過ごす時にも夢を見た。

「なんだか懐かしい感触…」
「ちょっとだけ良い夢を見たような気がした」
この夢が一話扉絵と同じ内容ならば、ひとまず右の人物は作中のリッタであると確定してもいいだろう。

また単行本一巻の書き下ろしより、エミが倒れているリッタに声をかけていたが、その時
「誰かを呼んでる声 誰のことだろう?ボクじゃないよな」「じゃあまだ目覚めなくていいよな」「もう少し 夢の続きを」とのリッタの思いが現された。


ここでの考察点は、何と言っても左側の人物は誰なのかという事だ。
この人物、このページ(と一話12ページのラスト)にしか登場せず、全く素性が分かっていない。残されているのはこの外見とこれらの発言だけである。
その発言も、

---ちゃん」

 
---ちゃんは泣き虫ね」


「またえるよ--しよう
そしたら
---…」

といったあやふやなものである。
おそらくリッタの名を呼んでいるのだが、あえて伏せていることには色んな意味があるのかもしれない。

また背景の花畑については、まだ確証は持てないが、十話でエミが言っていた「けっこうおっきなお花畑」が該当するだろう。
十話、十一話にて、過去にリッタたちロンネ家がエオニオ島に訪れていた事が判明されたが、その際にリッタがその花畑に訪れた、と考えるのが一番納得がつくものである。

一話12ページでリッタが「なんだか懐かしい感触…」と発言していたこともあり、つまるところ、この夢はリッタが過去に体験したものであるだろう。
リッタは過去にその花畑でこの人物と出会い、何か重要な事を交わした。と、そのように捉えるのが感覚的に納得がいくのではないだろうか。

そこで改めてこの人物の正体について考察していく。
その容姿からは既存キャラからは当てはまることができず、新キャラだろうかとも思うが、現時点で一番有力候補なのは上記で説明した「ライア・ロンネ」だ。

ライアである説が強い理由としては、ライアは「現時点で名前が判明されて素性もある程度明らかになってきたが、容姿や発言などが全くない」人物であり、判明していない点が扉絵の人物とは対称的であるからだ。
また10年前にエオニオ島に訪れた際に単純に近しい「きょうだい」という立場からリッタと一緒に花畑に行き、この会話を交わしたのだろうと考えることもできる。
そして、先述のユーの正体についても多少話したとおり、髪の色がリッタと同じように見える事からも血縁関係があるように考えられる。

しかし、会話の内容を考えると、恐らく「また会えるよ 約束しよう」と、再会の約束をしているのが一番考えられるか…?(思い込み)
その場合、そんな約束をしている人が大陸に残っているのは考えづらい。ましてや大陸に行く前にリッタと近しく住んでいた存在であると思われるのに、再会の約束なんてしないだろう。
つまり、会話の内容からは、扉絵の人物は10年前から島にいる人物である可能性が高い…?


ここからは挙げられる説を段階的に説明する。


①左の人物は「ライア・ロンネ」

ライアさんが大陸にいると読めるが、その場合「また-えるよ-- しよう」の内容が読めない。ロンネきょうだいはなにかしら島(花畑)に未練を抱えてたのかもしれないが、それならば「時期ではない」今(夏)に訪れるのはおかしい?
そして、何故リッタだけがエオニオ島に来たのか。

リッタが島に滞在する予定はいくらでも伸ばせるようには話していたっぽいが、消えたリッタの記憶については考察しがたい。


この説より、ロンネきょうだいが「記憶が消える存在を知らない」場合、安直だけど当てはまる説が浮上した。
具体的に説明すると複雑なので、ショートに説明すると、


--リッタが島へ行く前

リッタ「もうこの生活やだ!昔行ってた楽しい島にでも逃げてやる!」

ライア「あっ、ちょっと!」


--一話8ページ右3コマ目後

リッタ「…そうは言ったけど、用事はたんとあるし、2週間弱を目安に滞在かな…」


--一話

リッタ「記憶…なくした…」


--三話以前

ライア「リッタ帰ってこない…向こうでうまくやってるのかな…荷物でも送ってあげよう……」


--八話以前〜八話

ライア「うまくやってるんだろうね…夏だし、水着でも送ってあげよっか」

リッタ「なんで?なんで水着??」


リッタはライアと近しく過ごしており、リッタは苦しい日々に嫌気がさして、10年前に訪れた島へと逃亡したが、そこで記憶喪失になってしまう。ライアはそんな事はいざ知らず、リッタは島で普通に過ごしているのかと思い時々支援を送る。

この説が他と違って一番有力的である部分は、三話と八話で荷物が送られてきた事である。
三話で送られてきた荷物には着替え・生活雑貨・お金などが入っていた。
リッタの滞在予定もあって、エミは三日後の便で大陸に戻る予定だったのかなと推察するが、島に来てから8日、大陸に戻るまで3日という滞在予定後半に荷物を送られてきたことは、送り主のライアは大陸に戻る時期を知らなかったのかとも考えられる。
そして、八話で送られてきた荷物は送り主が明確にされてなかったり「なんで水着??」だったり謎に満ちているが、ライアが単純に「ゆっくりしていってね」というメッセージを込めて送ってきたものだったという説が一番納得できるものだからだ。

またこの説より裏付けられるのは、「記憶が消える存在を知らなかった」ということは、以前訪れた10年前には存在してなかったマノが記憶喪失の原因である説がさらに高くなっている事だ。

しかし、それを含めても「また-えるよ-- しよう」の内容が読めないのが難点である。些細な会話だったならそれはそれだが、一話の扉絵に登場するからには何か重大な意味を抱えている可能性が高い気がするのだが…


②左の人物は「リッタの母親」

上記で説明した通り、エオニオ島に訪れた際に一緒に花畑に行った人物として単純に近しい「きょうだい」、そして髪の色からリッタと血縁関係がある事を考えてから扉絵の人物はライアかという説を挙げたが、大陸から荷物が送られてきた事と扉絵の会話の内容が如何にも合致しなさそうなので候補としては複雑になった。
そこで、ライアではない場合は誰だろうと考えた時に、「リッタの母親」が候補として思い浮かんだ。

ライアが候補である説の理由として「エオニオ島に訪れた際に一緒に花畑に行った人物として単純に近しい「きょうだい」である」、「髪の色からリッタと血縁関係があるかもしれない」と言ったが、その理由条件が「リッタの母親」の場合でも当てはまるのだ。
更に、仮に島にリッタの母親(またはそれに関する何か)がいた場合、ライアが大陸に居て荷物を送ってくる事に何の矛盾も持たなくなる。

十三話では、ミレが失った記憶は亡くなったフィマに関するものだった。仮にもしリッタも同様に母親に関する悲しい記憶を失っているというケースだった場合、当てはまる可能性があるのだ。

この説に関しては、リッタの母親がどんな人物か何をしたかも分かっていないので謂わば妄想に過ぎないが、少しでも片隅に残しておくといいかもしれない。


③左の人物は全く別の人物

ライアがきちんと大陸におり、あの場で何かを交わした人物とリッタが再会するものだった場合、また一つ考えられる説である。
(扉絵の会話の内容を勝手に再会の約束だと解釈し、その場合ライアは大陸にいるんだなと思い込んだ私が最初に囚われていた説です。)

「また-えるよ --しよう」の内容を重点に置くと、この人物は島に残っていった可能性が高い。そうなると、ロンネ家がエオニオ島に訪れた時、何も事件が起きずに普通に帰っていったと考えると、この人物は素直にエオニオ島の住民であると考えられる。

そこで問題になってくるのが、リッタの滞在予定と八話で荷物が送られてきた事が噛み合わない点だ。この問題はどの説でも注目される事だが、ひょっとしたらライアはリッタが島に滞在し続けると事をある程度予想していたのかもしれない。

記憶が消えた以前のリッタとライアはエオニオ島の記憶喪失の現象の存在を知っており、ライアさんと事前に「記憶がなくなってたら滞在、記憶がなくなってなければ帰る」などと予定を立てていたのかも、などと予想ができる。

しかし記憶喪失の存在を知ってる・知らないにしても、扉絵の人物が全くの別の人物だった場合は10年前にどのように出会い、現在何をしているのかなどは全く予想がつかないので、この説の見解については今後の物語の展開次第である。


④リッタの正体は「ライア・ロンネ」であり、実際には左の人物が「リッタ・ロンネ」である

先程のライアについての項目より、発見された宿帳にはリッタ、ライアの名も含んだロンネという姓の一家の名が載っていた。名前の並び順は--、--、リッタ、ライアであった。
①より左側がライア、右側がリッタの説を挙げたが、その場合リッタの方がまだ幼いという事は明らかだ。
しかしこの宿帳に載っている順番はリッタ→ライアである。

筆跡は同じなので、恐らくエミの家族が書いたのだろう。
リッタの方が幼い場合は普通はライア→リッタの順で書くだろう。つまり、リッタの正体は実際はライアで、一話扉絵のライアと思しき人物は「リッタ」である可能性がある。
リッタがリッタの名を名乗っているのは、記憶が亡くなる前にオーナーさんに伝えた為。そこで、実際にはライアであるにも関わらず、リッタを名乗ったのかもしれない。

この説が正しい場合、本物のリッタはこの島にいて、一話扉絵で再会の約束をしているっぽい理由が頷ける。三話で大陸から送られてきた荷物は、島に行く前にライアが日指定で送ったものだとも読み取ることができる。

更に、単行本一巻の書き下ろしより、エミが倒れているリッタに声をかけていたが、その時
「誰かを呼んでる声 誰のことだろう?ボクじゃないよな」「じゃあまだ目覚めなくていいよな」「もう少し 夢の続きを」とのリッタの思いが現されている。
ただリッタが「夢」に集中したくて呼びかけに応えなかったのかもしれないが、実際に記憶が亡くなる前の名はライアだから「ボクじゃないよな」という反応を取ったのかと捉える事ができる。
とにかく、この発言によりこの説である可能性が更に広がったのだ。

しかし、そこまでして何故「リッタ」を名乗ったのかは予想ができない。エオニオ島に来た目的がリッタに会う為なら「リッタ」を名乗る必要はないし、或いはこの島で記憶が消える事件を詳しく知った上で自分が「リッタ」になりたかったのかもしれない。真実は未だ謎に隠されている。


  • 時系列まとめ
ここまで謎を考えてきた上で、ラストピアの登場人物やエオニオ島の過去について判明している情報をまとめた。(【】内は証明できる内容が載ったページ)

参考になるかは微妙ですが何かあれば使ったり指摘したりしてください。


  • 「最後の楽園は、記憶の中にあります。」
ラストピア単行本一巻の帯にある煽りのこの文章。一見この作品テーマの一つである「記憶喪失」について物語っているだけのものであるが、よく考えると疑問点が思い浮かんだので考察していくことにした。

「最後の楽園」…「ラストピア」を指すのは「エオニオ島に住んでいるリッタの現在」だと思っていたが、この文章から見るに、「思い出せない記憶」こそが楽園なのかと読み取れる。
エミの記憶はユーが探りを止めたがっているのを見て良いものではなさそうだったが、リッタの記憶についても決して良いものではないだろう。
強いて楽園と呼べる記憶を挙げるとしたら、一話で「懐かしい感触」として懐かしみ出した(?)「花畑」の記憶なのだろう。
記憶を失う前での「最後の楽園」だったのがあの花畑だったのか?
あれ以来のリッタは苦しい毎日を過ごしていたのかもしれない。

……と、考察点は少ないが、今後何かこれについて示唆できるものがあったら注目である。


  • リッタの性別はどっち?他登場人物の性別

随所で話題になっているリッタの性別。その全くの公表のなさに興味を持っている方は尽きないだろう。
リッタの性別というのは、様々な謎が隠されているこの作品において最も注目されていると言っても過言ではないだろう。
実際、そと先生によって描かれるキャラクターは中性的であり、一見では性別を区別できない事もあるだろう。(因みにそと先生本人も「ショタは癒し」などと発言をしており、好みの年代のキャラに合わせた絵柄になっているのかもしれない。)

そこで、「ラストピア」に登場するキャラクターの性別を調査していき、以下の結果を得た。


女性と確定してる人物

マノ:
キャラ紹介『不思議な幼女。』
ユー:
二話…ユー「こんな美少女の添い寝で怒る人がいるとは思わなくって…」
雑貨屋さん:
四話…マノ「教えてもらった ろりばーばってやつ」雑貨屋さん「ロリババアね って誰だんな事教えたの」
カリン:
五話…リッタ「けっこういいとこのお嬢様っぽいですけど」
十一話アンナ「ええ カリンは私の妹です」
同居人さん:
八話メア「一緒に住んでる娘と喧嘩しちゃって」
アンナ:
十一話カリン「お姉ちゃん!!」


確定はしてないが、身体的特徴より女性だと分かる人物

エミ
記者さん
メア
シャルカ
フィマ

外見からも性別が判別できない人物

リッタ
ミレ

以上より、リッタとミレ以外は女性であると判断できるが、リッタとミレの性別は未だ不明である。

特に重要なのがリッタ。記憶喪失でありながらも主人公であり、日常生活に関する様々な情報が一番提示される人物だと思われたが、このリッタ、性別に関する情報がとにかく無い。
いくら作中で性別に関する話題が無いにしても、細かな特徴や台詞より様々と露呈する点はあるはずだ。なのにこのリッタ、その情報がとにかく無い(重要)。

特に八話では扉絵から水着のエミやマノが紙面を飾り、リッタ宛に大陸から水着が送られ、とうとうリッタの水着姿が披露されるかと思いきやその姿はなんとパーカー。ここまで情報を遮断してるのは流石に意図的だとも思われた方も多いだろう。


この作品で一番話題になる「謎」であるリッタの性別だが、作中でほぼ確実に情報を握っている人物がいる。ホテルのオーナー、エミだ。
一話でリッタがホテルの廊下で倒れ、マノが発見してエミを呼んだ。その後リッタが目覚めた時、ベットの上で寝巻きに着替えさせられていた。
この寝巻きに着替えさせた人物は、当時のホテルの人物状況からして十中八九エミだろうと考えられる。

その後エミは、目覚めたリッタが海を眺めているのを見て

と水着を取り出した。

この水着、よく見なくとも女性用であると判る。
エミはリッタを寝巻きに着替えさせた上に、この水着を用意したのだ。
つまり、エミはリッタを女性だと見ているという事になるのだ。

だがしかし、仮にリッタが男だったとしても、エミが意図的に女性用の水着を着けさせたがったとかそういう趣味があるかもしれないし、また咄嗟に用意した水着がたまたま女性用でだったという可能性や、そと先生が「水着」だと分かりやすく見せるように女性用のものを書いたのかもしれない。

また、ただ水着を見せただけで「わーっっ いいですいいです」と全力で否定するリッタも怪しい。こんだけ恥ずかしがるのは、実際には女性ではないから……?

さらに、ラストピア単行本一巻の表紙を飾っている人物はエミとマノである。表紙だけ公開された時は、ホテルに戻ってきたリッタを出迎えている構図だと思われていたが、実際は裏表紙にリッタの姿があった。
まんがタイムKRコミックスはメインキャラに男性が入っている作品でも表紙には全然取り上げないとかそういう傾向にあるが、そういうわけで意図的に表紙から外されていると考えることもできるかもしれない……?

いずれにせよ、未だ確信的な情報は掴めていないので、今後のリッタの行動に注目である。


またお医者さん…もといミレについてだが、十三話で『助手兼親友』と語られたフィマが登場。ミレによれば「私にはずっと 私とフィマだけだった」らしく、二人の間に大きな関係があったのは間違いないだろう。
作中ではミレとフィマが過去にエオニオ島で過ごしたエピソードや、ミレが記憶喪失である最中のエピソード、またそれらをリッタに打ち明け、記憶を取り戻す事の大事さをリッタが再認識したといったものであり、今まで本名も公表されてなかったミレを中心とした物語だった。
しかし、そんなミレの情報が詰まった物語だったにも関わらず、性別に関する情報は一切確認ができなかった。お前もかよ!(歓喜)
ちなみにフィマはおそらく女性である。

但しリッタに比べてそこまで露骨に情報を隠しているわけでもないので、そこまで重要な問題ではない。今後新たな情報が提示されたらまた注目していく予定だ。



  • 考察したいが材料がない点

  • 二、四話より、「ヘリポート」
飛行円盤のような形をした謎のヘリポート。ヘリポート…?
数年前にできたらしいが、何故このようなものが出来たのかは何も分かってない。
まさしく「すごい!でもわけがわからないわ」である。

これ今更ながら記憶が消える現象にものっっっ凄くつながってそうだな……マノがホテルに訪れたのも数年前っぽいし……


  • 十話より、「洞窟」
マノが泳いで発見した、海からつながっている洞窟。
中では小さな虫が体を光らせながら壁に張り付いているため、思ったより暗くはないようである。
その光は星空や宝石のようにきれいであり、リッタたちは観光スポットの一つに加えようとしている。

一見ただの洞窟だけど、奥に何があるのかは分かっていない。
記者さんが言ってた噂や、雑貨屋さんがはぐらかした「昔はいろいろあった」事の一つに何か関係があるかもしれないが、それはもっと情報を巡らせなければ分からないことである。



  • あとがき
いかがだったでしょうか。
一番上の項目については4ヶ月前にまとめたものを付け足したものなので、他の項目と比べると文の構成の仕方が変ですがご了承ください。

いやあ……改めて考えを練ってみるといくらでも思い付けられます。感想にしてもそうなんですが、この作品は内容を文章で説明するのがかなり難しいと思うんですよ。今だってこんな書いている稚拙すぎるものが説明になってるのか全然自信がありません。この記事がわかりにくかった場合は、うん、自身できららミラクや単行本を読んで考察できる点をどんどん出していってほしいです。
というかこの作品を読んでいる方には是非自身の感想、考察を挙げていってもらいたいです。一ラストピアが好きな自分としては、様々な考えを見て自分の考えのもとにしたいですからね。

ここまでの閲覧、ありがとうございました。
書ききってなんですが、雑貨屋さんについてなど他にも書けることが全然あります。
そのうちまた更新する予定なんで、時間があればこっそり見たりしてくれると喜びますのでどうかよろしくお願いします~。